2014年06月23日

少子化・晩婚化問題や塩村文夏都議へのセクハラ発言について思うこと

●内閣府・厚労省の少子化・未婚化・晩婚化調査結果

 ここ数日は、各メディアもネット上も、都議会での少子化・晩婚化問題についての塩村文夏(あやか)都議の質問時に飛んだセクハラヤジの「犯人」探しの話題で持ちきりのようです。

 グッドタイミングなのかバッドタイミングなのかは分かりませんが、皮肉にも先日、今年の「少子化社会対策白書」が閣議決定されました。未婚・晩婚化の理由として最多だったのが、男性では「経済的余裕がないため」(52%)、女性では「独身の自由さや気楽さを失いたくないから」(55%)でした。

 重要なのは、未婚の若者に未婚の理由を尋ねたのではなく、あらゆる年齢層の男女に「なぜ未婚が増え、晩婚化していると思うか」を訪ねた結果だという点です。

 この他、女性のほうが極端に多い回答に、「希望の条件を満たす相手にめぐり会わないから」、「仕事(または学業)に打ち込みたいから」があります。男性では、「異性とうまくつき合えないから」が高くなっています。

 結局まとめると、「男性に対して希望する条件が高く、自分は仕事や学業に打ち込んで自由と気楽さを楽しみたいという女性とは、男性はうまくつき合えていないから、結婚にまで至らない」という当たり前のことしか言っていない気はしますが、色々と重大な問題を孕んでいるので、冷静に細かく分析してみましょう。

 よくよく白書を見てみると、ヘンだとしか言いようがないと思います。単に「(結婚の意志・希望の有無にかかわらず)未婚である理由」を尋ねているのに、多くの国民が「男性が結婚したくてもできない理由」と「女性が結婚したくない理由」を答えている点が、です。

 ところが、多くの国民が、人口動態調査でも自殺対策白書でも同じ答え方をしています。だから、もはや国民の思考回路がそうなっているとしか考えられないように思えます。「男と女は永遠に分かり合えない」といったオシャレな詩的表現とは意味が違って、重大な社会問題だと思います。

 この調査結果は、自分が自分をそう思っているというより、国民の目に世の男性・女性がどのように映っているか、異性から自分がどのように思われていると感じるか、という観点で見るべきものだということになります。

 国民それぞれの目には、男性に経済的余裕や女性との交際の自信がなく結婚をためらっているように見えているし、女性が男性に高い条件を要求して自由と気楽さを謳歌しているように見えている、ということを話題にしないと意味がないと思うのです。

 あるいは、これらの回答は、未婚の人たちが過去に実際に異性から言われたか、異性から日々要求されている(と感じている)ために将来の婚約者や結婚相手からも当然要求されるだろうと予期している内容でもあるのだと思います。

 こんな国で、簡単に少子化・晩婚化が止まるとは考えがたいです。特定の政党・政府がコントロールできるようなものではないと思います。

 本当はこういう白書と同時に、「男性では正規労働者よりも非正規労働者の生涯未婚率が高いが、女性ではほとんど差が出ていない」、「女性の自殺の理由は、性犯罪被害や虐待被害などが多い」、「男性の20代〜40代の死因のトップは自殺である」、「男性では50歳までに結婚経験がない場合、その後も独身である確率がほぼ100%である」といったデータをマスメディアが出せば、即座にその奥にある真相が見えてくるものです。しかし、こういう部分だけは、国や民間調査団体は公開しているものの、マスメディアは隠すことが多いです。

「経済的余裕のある男性や、仕事と子育てが両立できる職場や保育所に巡り会えないから(でも、それを男性だけのせいだとは思っておらず、政治のせいだと分かっている)」や「親が反対しているから」というのが「結婚したくてもできない」多くの女性の意見なのであって、自分の自由と利益を優先するために「結婚したくない」と意見や行動をするような女性に対しては、女性の間でも批判が起きるはずだと思います。


●一般の国民・都民女性の日常生活に影響が大きいセクハラに優先的に対応してほしい

 さて、もちろん、今回都議会で発せられたようなセクハラ発言も大いに問題だとは思いますが、もっと一般の女性が無差別に被害を受けているケースを、国や各自治体の議会でどんどん制裁的に取り上げてほしいです。

 以前、池袋駅前で出くわした光景ですが、とある献血団体(NPO)のメンバーが駅前で献血を呼び掛けているかと思ったら、横断歩道で信号待ちをしている私の数メートル前で、同じく信号待ちしている一人歩きの若い女性を男性メンバー数人で取り囲み、「献血いかがですか?」と詰問していました。女性が「いいです(断る意味で)」と答えたら、一人の男性メンバーが「ちぇっ。ダメだってよ」とリーダー格らしき男性に報告しました。すると、そのリーダー格が近寄ってきて「血ぐらいくれてもいいでしょ」と女性を脅迫しました。それでもダメなら、今度は若い女性が出てきて、「あなたのためを思ってオススメしているのよ」と同性間のハラスメントとも言える言動に至りました。

 そういう光景に、池袋と巣鴨で何度か遭遇しました。これも結局、「血」の問題でも何でもなくて、「性」を利用したマインドコントロールや悪徳ビジネスだろうと思います。しかも悪いことに、元気に友だちと騒ぎながら歩いている女性には声をかけず、一人で静かに歩いている女性ばかりに声をかけるのが、見ていて腹が立ちます。

 こういう時は、通りすがりの者にできることと言ったら、変な団体と被害者の間に割って入って、仁王立ちして信号待ちをする、そしてすぐに交番に駆け込むか通報する、ということくらいなのがじれったいです。相手は複数の男性ですので、男性一人が正義感だけで手を出したところで、結果は見えています。

 幸い、取り囲んだ状態で女性の腕をつかんでスッタモンダしているところで、だいたい信号が青に変わるので、今のところ事なきを得ていますが、「実害が出ていないし、現行犯でもないし、献血を勧める時の声のトーンが本当に脅迫的かどうか不明」ということで警察も全然動いてくれないですし、最近流行の冤罪事件のように「本当は君がやったんだろ?」などと疑われてもいけないので、どうしようもないです。区や都に言うのが一番なのでしょうか。軽微な条例違反どころではないと思います。

 一人の人間としては、「そういう光景にたまたま出くわした人は、警察の代わりに加害者を殴り倒してもよい」というくらいの条例でも作ってほしい気分になります。

 いずれにせよ、このような例は、献血だけに「ブラッディ―“bloody”・ハラスメント」、略して「ブラハラ」と言ってよいと思います。「血」とは、文字通り「血液」の意味でもありますが、女性の「性」が血と骨の隅々に至るまでビジネスに使える世の中になっていることの英語的な形容としても、そう書きました。(“bloody”には、ひどい、度が過ぎた、残酷な、の意味がありますから。)

 男性だけでなく、女性自身がそう思っている(女性の性が使えると思っている)場合があるということを、塩村都議に限らず、政治家・官僚が分かっていかなければならない現状だと思います。いや、それ以上に性犯罪だし、脅迫罪・強要罪、場合によっては傷害罪になりうるものだと思います。

 今現在は、明らかに脅迫・強要を伴う献血の勧誘であっても、罪刑法定主義の観点からは、女性の生命・身体などを害悪する告知とまでは見なされないようで、実際に警察の間でも軽微な条例違反という認識にとどまっているようです。

 しかし、実際は大人しい女性ばかりを意図的に狙っているわけですし、日本人の男女両性が主導するこのような女性侮辱団体がある現実を直視しなければならないと思います。

 社民党やフェミニズム団体も、あまり「女性の権利」を全称的に掲げるより前に、もっとそのあたりのことを注視してほしいです。女性を利用する女性から被害女性を守ることも同時に考えなければ駄目だと思います。

 基本的に私は、個人的な考えではありますが、同じ献血や被災地支援の募金活動やフェミニズムの演説と言っても、街頭でやっているものはほとんどが怪しいし不衛生な団体であると思っていて、それはさすがに思い込みすぎかと反省していたのですが、本当に怪しい団体が多すぎます。

 献血したところで、世界のどこかの困っている子供たちの体内に本当に入るか分かったものではありませんし、「被災地のワンちゃん、ネコちゃんに募金を」と言われて募金したところで、本当にワンちゃん、ネコちゃんの口に入るエサになるか分かったものではありません。

 どれだけの善意が怪しい新宗教団体やNPO法人や暴力団の資金源になっているか分かりません。特に東京はそういう所なのですから、都議会・区議会・警視庁で徹底追及してもらいたいです。また、街頭でのそういう誘いに乗る一般国民の安易さは、決して善意ではないし、知性や良識や衛生観念の欠落であると思われても仕方ないと思います。


●塩村文夏都議の質問時に飛んだセクハラ発言

 さて、今回の都議会でのヤジですが、本日、鈴木章浩都議が一部の発言は自分のものだとして謝罪しました。まだ他にもいるようで、ネットユーザーらによる「犯人」探しは続くのでしょうか。その場にいた自民党の都議たちには、すでに分かっているでしょうけれど。

 その場では塩村都議個人に対して発せられた言葉ではありますが、立場上、都民女性・国民女性全員に向けて発せられた言葉であるととらえられても仕方がないですし、そもそもどうしてヤジが禁止されていないのか不思議に思います。会議で他の人の発言中に口を挟むこと自体が問題だと思ってしまいます。

「品位の問題」として処分すべきという意見もあるようですが、そんなことをし始めたら余計に皆がお互い様で、都議のほとんどがいなくなってしまうでしょうし、「品位」の話として終わらせるのがおそらく一番不適切ではないかと思ってしまいます。

 それに、内容について言い合うと収まらないと思いますし(すでに「男というものは何も分かっていない」などの言葉を用いた、女性議員たちやフェミニズム団体などからの逆襲も始まっていますし)、かえって、まるでお互いのセクハラ侮辱発言W杯のようになって不適切なのではないかと思いますので、ともかく「人が話をしている時には口を挟まない」ということを徹底していただきたいです。

 本当なら都民・国民女性のバランス感覚で、都民の生活の蚊帳の外で行われた同点ゴール(どっちもどっち)として片づけるのが、最も冷静で客観的な視点だと思いますし、それが「品位」なのだと思います。

 ただし、基本的に今回は、どっちもどっちではなく、塩村都議と都民女性・国民女性が被害者として収束するのが筋なのかもしれませんが、しかし、そうしたければしたいほど、「品位の有無」を除いて、本当に異性間の感情論ではなく、立場上や会議の礼儀上の問題として片づけるのが、良い気がしています。

 それにしても、私は個人的には、未婚の女性に苦言を呈する世の女性たちの心境に、普段から大変関心があります。女性間の格差もまた激しいのだと、いつも傍目に見ていて感じます。こういった苦言が、未婚・晩婚・不妊などに悩んでいる都民・国民女性を傷つけている可能性も多々あるのではないかと、非常に強い不安を感じます。


【参考文献】

少子化社会対策白書
http://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/whitepaper/measures/index-w.html

犯罪被害者白書
http://www8.cao.go.jp/hanzai/kohyo/whitepaper/whitepaper.html

自殺対策白書
http://www8.cao.go.jp/jisatsutaisaku/whitepaper/w-2014/pdf/gaiyou/index.html

自殺の統計
http://www8.cao.go.jp/jisatsutaisaku/toukei/index.html

男女共同参画白書
http://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/index.html
posted by 岩崎純一 at 21:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会論・人生論

2014年06月19日

3D共感覚ゲーム「数字ボウリング」を掲載

 新しい3D共感覚ゲーム「数字ボウリング」を制作、サイトに掲載しました。

 相変わらず、WebGLや各種3D物理エンジンへの対応が遅いInternet Explorerでは遊べないので、申し訳ないですが、ボールやボーリングピン(円錐)などの立体の動きが面白いと思うので、無料のGoogle ChromeやFirefoxなどをインストールして遊んでみて下さい。

数字ボウリング

↓こちらのページです。
http://iwasakijunichi.net/cg/
posted by 岩崎純一 at 21:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 自分の作品

2014年06月14日

超音波知覚やモスキート音知覚に関するリンクのメモ

【読者の皆様への再度のお願い】(2015年3月10日 追記)

 2015年3月9日以降報道されている兵庫県洲本市での事件について、被疑者(本日時点)が国家や近所による電磁波攻撃の被害なるものを主にインターネット上で主張し、妄想性障害による通院歴があることが判明したことが影響してか、このブログ記事や他の特定のブログ記事へのアクセス数が急増しております。

 また、以前より共感覚や超音波知覚をこういった電磁波攻撃の話題と結びつけるような内容のご連絡を多々頂いており、共感覚攻撃なるものによる犯人退治を依頼されたり、逆に共感覚攻撃なるものをやめるよう要求されたりしております。

 共感覚者や超音波知覚者の感覚は、元よりこういった話題とは一切関係がなく、すでに神経科学などの分野で検証・研究されているもので、精神病理学上の統合失調症や妄想性障害とは全く異なります。

 読者の皆様におかれましても、今一度、最低限の良識と学識をお持ちいただくよう強く求めます。


【注意勧告】当コミュニティが疑似科学団体や電磁波攻撃・テクノロジー犯罪被害者団体と友好関係にあるかのように紹介されている事例に対する注意勧告、および統合失調症や妄想性障害の既往歴・現病歴の確認のお願い
(「超音波知覚者コミュニティ東京」内)



↓ 以下、追記前の本文

超音波知覚やモスキート音知覚に関するリンクのメモ
超音波知覚者コミュニティ東京が紹介されているページも含む)

 コミュニティの超音波スポット報告マップからも分かるように、大手町付近の超音波発生装置の過密ぶりは相変わらずだ。この辺りのビル内で会議がある時などは、超音波スポットを迂回して行くようにしているし、本当に一日大変な思いをしてしまう・・・が、何とか乗り切っている。

【ご参照】
サイトの知覚・共感覚のページ

■ネット上のQ&Aやまとめ

「都内でモスキート音が聞こえるお店や施設が知りたいです。」(人力検索はてな)
http://q.hatena.ne.jp/1398757290
http://q.hatena.ne.jp/touch/1398757290

「東京近辺でモスキート音が聞こえる場所」(NAVER まとめ)
http://matome.naver.jp/odai/2137683097823705001


■超音波発生装置に害虫駆除効果が認められないことを検証した科学実験

「虫よけには超音波が効く」という科学的根拠はないという科学的根拠
http://www.lifehacker.jp/2012/08/120825sonicbug.html

Ultrasound affects spermatophore transfer, larval numbers, and larval weight of Plodia interpunctella (Hübner) (Lepidoptera: Pyralidae)
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0022474X02000358

Lack of repellency of three commercial ultrasonic devices to the German cockroach (Blattodea: Blattellidae)
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/j.1744-7917.2006.00069.x/abstract;jsessionid=465A68F1283712CE07E86E55E29A79E2.d04t04

U.s. Finds Bugs In Pest-killing Devices
http://articles.chicagotribune.com/1985-06-16/news/8502080426_1_mosquito-ultrasound-bugs

Do Sonic Bug Repellents Actually Work?
http://www.buzzfeed.com/reyhan/do-sonic-bug-repellents-actually-work