2016年04月16日

産業技術総合研究所(AIST)を訪問(超音波知覚研究)

超音波知覚者コミュニティ東京 4月4日、超音波知覚者コミュニティ東京の活動の一環として、つくばの産業技術総合研究所(AIST)を訪問しました。超音波暴露問題に詳しい蘆原郁先生にお会いするためです。

産業技術総合研究所(AIST)
http://www.aist.go.jp/

 蘆原先生は、現在は超音波暴露の研究はされていないとのことでしたが、私の活動紹介や調査報告を行い、何らかのご協力をお願いしたところ、多くの情報を下さり、個人研究者・小規模市民サークルとしてはかなり助かった次第です。

 実は今回は、知人である東大大学院の峯松信明教授(音声学者)に、研究機関主導による私の超音波知覚の検証実験の実施の可能性について相談したところ(下方に相談時のメール本文を転載)、音響学会において峯松先生が別の先生に相談して下さり、その先生が蘆原先生をご紹介下さったため、峯松先生と共に産総研を訪問したというわけです。

 これまで私は、政府機関(消費者庁、公正取引委員会)、自治体(消費者センター窓口など)、日本音響学会、超音波装置メーカー、装置を大量に設置している商業施設(西武など。ブログ記事でも経緯を随時執筆・更新中)を中心にはたらきかけてきましたが、どの組織からもそれぞれに奥歯に物が挟まったような回答が得られてきたため、今回は手法を変えて、ピンポイントで音声学者・超音波研究者に検証実験の実施のお願いに上がりました。

 私から峯松先生や蘆原先生にお伝えしたことは、主に以下のようなものです。

●超音波騒音は、薄々多くの音響関係研究者が気づいていながら、「超音波装置および超音波発生の事実の検証」がただちに「騒音・不快感の検証」とはならないために、研究と対応が遅れがちになっているが、ある程度は仕方ないと考えている。

●消費者庁や公正取引委員会も何となく問題に気づいており、超音波装置メーカーに処分を下した例があるが、これは「超音波で蚊を駆除できる」などという虚偽の宣伝広告をして商品を流通させた景品表示法違反としての処分であって、「不快を感じる一部の国民への配慮」を奨励するための処分ではない。無論、政府は現在のところ、このような処分しかできない。

●一応、超音波・知覚過敏の主婦やOL、子供などが参加できる市民サークルという形をとって活動しているが、超音波を電波と言ったり霊の声だと言ったりするなどの「参加者どうしの学識上の落差」の問題が後を絶たず、私自身は個人研究者としても超音波暴露問題を研究したく、学的根拠を明確にするためにも、学者・専門家に私の超音波知覚の実証実験をお願いしたい。

◆東京都内 超音波機器設置スポット報告マップ◆


 今回、蘆原先生より得られた主な収穫は、以下のようなものです。

●超音波装置の設置スポットの報告マップを作成するなどの活動をしている個人研究者と市民サークルの存在は、初めて知った。

●ネズミ駆除装置などの高周波・超音波が聞こえる人間が存在するとの知見はすでに得られており、論文報告も出ているが、一般的に非可聴音域とされているそれらの音域については、マイクの校正技術などの基準や指針が乏しく、研究は進んでいない。

●超音波騒音(超音波知覚者の不快感の存在)の可能性は、2006年から2010年に音響学会内の超音波暴露についての研究会で議論されたが、「問題なし」との結論が出て、研究会は閉じられた。

●超音波装置メーカーにとっては、訴訟問題になることが最も怖いはずであるから、超音波騒音の実態を市民レベルで調査・報告することには意義があるだろう。

 これらを今までの私の研究と考え合わせると、以下のようなことが言えそうです。

●音響学会やその中の各研究委員会(超音波研究委員会、騒音・振動研究委員会、聴覚研究委員会など)に私がはたらきかけても反応が悪かったのは、「問題なし」との前述の結論が出た直後のはたらきかけであったためである可能性が高い。

●ここ五年ほどで超音波装置の設置が急増し、私(超音波知覚者コミュニティ東京)がマップを作成せざるを得ないほどの設置件数となっているのは、消費者庁や公正取引委員会が一部の超音波装置メーカーを景品表示法違反として処分しただけで終わった直後であったことに加え(ほとんどのメーカーはお咎めなし)、音響学会が超音波装置メーカーを咎める結論を回避したことをメーカー側が観察しており、強大な音圧・音量を発する装置の製造と販路拡大の好機と見たためであることが窺える。

 最初の依頼時に峯松先生に送ったメールを転載しておきます。

峯松信明先生

 平素は大変お世話になっております。
 岩崎純一です。

(中略)

 今回の相談内容ですが、街や建造物内に設置されたり、自動車に搭載されている(ここ数年で設置・搭載が急増している)超音波発生装置についてです。

 私は以前より、以下のように、Googleマップを使用して、自分の聴覚や共感覚で超音波が聞こえる(知覚できる)場所をマップ上に記録しておりました。超音波によるネズミ・ゴキブリ・ネコ・蚊の駆除効果をうたう装置など、種々の超音波装置の存在そのものは知っておりましたので、これら超音波が知覚できた場所に装置があることは予想できていましたが、基本的に目視できない場所(死角や屋根裏)に設置されており、詳細は不明のまま記載を続けておりました。

●都内超音波スポット報告マップ
https://www.google.com/maps/d/viewer?mid=z2NTIa6LhqN0.kLQLwMQh3G0w

 また、数名の聴覚が鋭敏な方や共感覚者と一緒に、「超音波知覚者コミュニティ東京」というサークルを立ち上げ、超音波ポイントの報告とマップ作成にご協力いただいてきました。

●超音波知覚者コミュニティ東京のサイト(私のサイト内)
http://iwasakijunichi.net/choonpa/

 聴覚の場合、「普通は、高音域、とりわけ20Hz以上の高音域について、年齢とともに聴力が衰えるが、私の耳(と脳)はこの音域が聴こえる聴力・聴神経を今も持っている」と説明できますが、共感覚の場合、「あの超音波は青紫色に聞こえる」といった、相変わらず魔術的な文学表現に聞こえるような記述になってしまいます。

 そこで、本当に「私が超音波を知覚でき、記録したポイント(の死角や屋根裏)」に装置が設置されているかを、以前よりこの超音波知覚を共に議論していた、コウモリなどの動物が発する超音波の研究者(つまり、バットディテクターなどの超音波観測機器を所有)の宮本拓海氏に依頼し、一緒に都内のポイントをめぐるフィールドワークを実施しました。そうしたところ、ほぼ9割9分の場所で、超音波が観測されました。

(統合失調症などの幻聴や、いわゆる耳鳴りであるならば、当然超音波が観測されないので、精神疾患や「気のせい」との区別が付けられる意味もあります。)

 以下が、その計画書と報告書です。

 これによって、メインの超音波発生源である動物駆除装置の設置場所や設置の仕方の特徴、超音波発生の時間帯などの詳細が判明したほか、超音波式パーキングメーター、超音波式車両感知器、超音波式自動車制御装置(クリアランスソナー、障害物検知器)などが私に聞こえている(知覚されている)といったことも分かりました。また、同じネズミ駆除装置でも、シー・アイ・シー社製かイカリ消毒社製か、といった、超音波特性によるメーカーの違いも、かなり私は聞き分けていることが分かりました。

 また、実際に超音波が強すぎて苦しい地点は、迂回するために歩行ルートを変更しなければならず、あるいは同僚との会議・食事会場への集合の際にも、事前に自分のマップを見たりして、かなり苦労しております。

 そこで、宮本氏によれば、「生活上の困難があるのだから、超音波騒音公害として主張してみてもよいのでは?」というアドバイスを受けました。

◆2015年9月22日 超音波フィールドワーク 特別回
「バットディテクター(コウモリ探知機)を用いた池袋・丸の内地区の超音波装置の設置箇所などの探索・特定および岩崎純一代表の超音波知覚の検証のためのフィールドワーク」

●計画書
http://iwasakijunichi.net/choonpa/keikakusho20150922.pdf

●報告書
http://iwasakijunichi.net/choonpa/hokokusho20150922.pdf

 今現在は、宮本氏のほうが、「超音波騒音公害」といった語を使って、この問題をネットで掲載してくださっている状況です。

◆宮本氏のサイト内

●超音波と超音波騒音
http://tokyobat.jp/ultrasonic.htm

●いきもの通信 Vol. 578(2014/5/25) [東京コウモリ探検隊!]バットディテクターを使ってみたら川は超音波に満ちあふれていた
http://ikimonotuusin.com/doc/578.htm

●いきもの通信 Vol. 587(2014/10/12) [東京コウモリ探検隊!]アブラコウモリの超音波を録音してみた。そして長時間録音してみると…
http://ikimonotuusin.com/doc/587.htm

●いきもの通信 Vol. 589(2014/11/23) [東京コウモリ探検隊!]バットディテクターでコウモリ以外の超音波を探してみた
http://ikimonotuusin.com/doc/589.htm

●いきもの通信 Vol. 591(2015/7/12) [東京コウモリ探検隊!]超音波騒音に気付いていますか?
http://ikimonotuusin.com/doc/591.htm

◆私のサイト内の宮本氏との共同研究のページ

●コウモリなどの生態・超音波の研究者との合同調査、岩崎の超音波知覚の検証
http://iwasakijunichi.net/choonpa/bat.html

●超音波発生装置過密地区の散策と迂回路の探索
http://iwasakijunichi.net/choonpa/sansaku.html

●扱っている超音波発生源(装置・機器・物体・その他)、求めている情報
http://iwasakijunichi.net/choonpa/choonpagen.html

 また、今年に入って、ウェブ科学雑誌の「サイエンスニュース」から共感覚や超音波知覚についての取材を受けましたが、その取材を受けた喫茶店でも超音波式ネズミ駆除装置(シー・アイ・シー社製)と思われる超音波が知覚され、結果として以下のような記事を掲載していただきました。

 装置の設置は、そこにネズミがいることを示していますので、普段はあまり店員には質問や説明をしませんが、このときは取材者と共に説明しました。店員は聞こえもせず、装置の存在も知りませんでしたが、ご興味の有無という点では、比較的手応えのある親切な対応を受けました。

●「ネズミ駆除器の音が聞こえる! 超音波知覚者の憂鬱」
(サイエンスニュース、2016年1月25日)
http://sciencenews.co.jp/2016/01/25/post-603/

 そこで問題なのは、「超音波が知覚されない人にとっては、超音波式装置は公害ではなく、知覚者のみにしか通じない極めて主観的な問題で、水俣病やイタイイタイ病などの公害問題とは根本的に異なる」という点だと考えます。つまり、装置の撤去や超音波の音圧の調整についての規制や法的整備などをメーカーや公正取引委員会や消費者庁などに要求する意味そのものがあるのかないのかも、判断に迷うところです。

 ただし、面白いのは、「超音波が動物を撃退する」効果という部分については、政府による有意な検証結果が得られなかったため、いくつかのメーカーが「誇大広告」として景品表示法違反の処分を公正取引委員会や消費者庁から受けている点です。

 ただ、そうは言っても私の場合、宮本氏ほどには、なかなか自分では気分的にまだ「公害」問題として取り上げにくいのが現状です。

 考えられる最も客観的な実験としては、大学などの研究機関所属の音声学・物理学の先生方にフィールドワークを主催していただき、超音波知覚者と多くの学生たちとが一緒に設置ポイントを歩いて回って、「モスキート音(17Hz前後)くらいなら多くの学生にも聞こえること」および「超高周波・超音波は学生にもほぼ聞こえず、何らかの鋭い聴覚や共感覚を持つ人にのみ聞こえること」をデータとして示すことだと考えています。

 また、宮本氏(や私)は、やはり別の仕事を持ちながらの在野の研究家ですので、高額な機材などは持ち得ておらず、バットディテクターが反応しない距離でむしろ私に先に超音波が聞こえ、バットディテクターを音源に近づけるとやっと反応したなど、精度に限界があるようです。

 なお、大変僭越ながら、このメールは、同じくいつもお世話になっている西成活裕先生にも、ほぼ同じ文面でお送りさせていただいております。

 西成先生につきましては、「街中や交通網においてスムーズな人・物・車両の流れを作ることで、無駄な動き、ひいては化石燃料・電力などのパワーの節約になって、結局それは国益に影響する」というような、渋滞学の理念にも関連すると考え、この超音波問題についてメールさせていただきました。また、超音波自体が、粗密波の中でも極めて直進性・指向性の高い粒子の「渋滞」の伝播であるので、飲食店や高層ビル内などの装置の設置箇所では、急に局所的に聞こえてきて、苦痛も急に発生しているのが難点です。装置の設置方向によって超音波騒音を分散させるような細やかな配慮は、どうしても専門家にしかできないと考えます。

 峯松先生につきましては、「超音波装置あるいは超音波そのもの」について音声学的知見において気にとめていただければと考えて、メールしました。例えば、特定企業との結びつきが強い大学や研究機関の場合、むしろ設置されている超音波装置は質が高く、可聴域外の極めて高音域の超音波の発生技術・調整技術を持った国産メーカー製のものが多いようです。一方で、フィールドワークで探索した丸の内や大手町の大企業・政府機関の入るビルでは、かえって競争入札で装置メーカーを決めており、中国製・アジア製・外資系の粗悪な超音波装置が流入しているのではないかと考えています。そのため、マップ上でもこの地域に「超音波騒音」が発生している状況になっています。話題は違いますが、製品自体の粗悪さのために死亡事故を起こしたシンドラーエレベータ(外資系)のエレベータやエスカレータは、日本では政府機関や公共施設に集中して設置されています。それと事情が同じではないかと見ています。このあたりは、両先生に関連がありますが。

 本心としては、そのような大規模実験・フィールドワークをしていただける先生がいらっしゃればありがたいですが、差し当たり、峯松先生にはこの超音波知覚や超音波騒音公害について、ご参考までに念頭に置いていただければありがたく、よろしくお願い申し上げます。

岩崎純一

2016年03月26日

超音波式ネズミ駆除装置と衛生状態・下水道・企業体質との相関関係(ISP 池袋ショッピングパークが24年間で下水道料金4億円不正)

Ikebukuro_shopping_park_entrance_toshima_tokyo_2009.JPG 近々、私の共感覚や超音波知覚についての研究と、超音波知覚者コミュニティ東京の活動の一環で、産業技術総合研究所(AIST)に行き、専門家の方とお話をさせていただくことになっている。今回は、音声学・音饗学方面からのアプローチである。当然、「超音波知覚者コミュニティ東京」のフィールドワーク活動について、とりわけ丸の内・大手町および池袋が超音波装置密集地域である旨を含めて報告させていただく予定である。

●超音波知覚者コミュニティ東京
http://iwasakijunichi.net/choonpa/

●「バットディテクター(コウモリ探知機)を用いた池袋・丸の内地区の超音波装置の設置箇所などの探索・特定および岩崎純一代表の超音波知覚の検証のためのフィールドワーク」
http://iwasaki-j.sblo.jp/article/165547993.html

●コウモリなどの生態・超音波の研究者との合同調査、岩崎の超音波知覚の検証
http://iwasakijunichi.net/choonpa/bat.html


 新興の超音波装置密集地域である池袋については、以前、以下の記事にもまとめていたのであった。

●超音波発生装置のもう一つの牙城 〜池袋の西武・LIBRO・PARCO・西武池袋駅構内〜
http://iwasaki-j.sblo.jp/article/154668379.html


 上の記事では、駅の東側の西武と西側の東武を中心に発展してきた池袋の中で、(堤一族時代からの)旧西武系列企業ばかりに超音波装置が集中的に設置されていることから、設置は同企業体の上意下達による強制的な方針ではないかと私が予想している旨を書いた。

 また、西武以外の現在のセブン&アイホールディングス傘下の企業(セブン-イレブンやイトーヨーカ堂)に装置の設置があまり見られないこと、袂を分かったはずの西武鉄道の駅構内にも装置が設置されていることなどから、設置は両西武系グループ(旧セゾングループ系列やそごう・西武系列と、西武ホールディングスや西武グループ系列)の単独、または、そごう・西武のミレニアムリテイリング時代以前からの単独の方針である可能性が高いとも書いた。

 そして、一年の活動を経た今、コミュニティからの問い合わせに対して、企業側の窓口の女性陣が回答したがらないか、または音声学・物理学の話を理解してもらえないかのどちらかであることに変わりはないが、装置の設置は企業方針であるとの私の確信は高まる一方になっている。

 東武がほとんど超音波式ネズミ駆除装置を設置していないのに対し、西武は天井という天井に大量の装置が、しかも無茶苦茶な向きで節操なく設置されているため、私のような敏感な知覚者が入店できないフロアさえある始末である。ほとんど信じてもらえないのだが、もう西武で買い物などするものかと思う以前に、店の特定の場所にしか入れないのである。(決して西武が嫌いなわけではない。)

 一見すると、西武のほうが洗練されたおしゃれな陳列に見えるが、装置の設置の急増は、当然、その店舗の裏に隠れた搬入口・倉庫におけるネズミやゴキブリの急増を暗示させるのだから、その商業施設の衛生状態が分かる指標になっている。そして、そのこと自体を西武が分かっていないのだろうと思う。

 ただし、今や西武と言っても、セブン&アイ・ホールディングスの傘下にあり、旧西武系列企業のISP 池袋ショッピングパークなども同ホールディングスの連結子会社の道を選んだ。昭和バブル期の旧態依然とした妄想的な巨大商業施設群としての「堤一族の繁栄」は、今や昔だ。少子高齢晩婚化社会におけるコンビニ的ノウハウによる経営という、『ミカドの肖像』を書いた猪瀬直樹もびっくりの時代の流れに、西武も乗ったわけだ。

 ならば、末端のテナントごとの店員の繊細な感性に任せて、店舗のあり方・オリジナル性を許してもよさそうなものだ。かつて「感性の経営」を謳ったのは、セゾングループ自身なのだ。

 西武も東武も、駅を挟んで池袋の発展の中心的役割を担ってきた立派な企業体だが、両者それぞれが残している負の遺産もあるはずなのだ。東武と比較したときの西武に対する私の違和感は、具体的・視覚的には超音波式ネズミ駆除装置などという極めて稀有な視点において見えてはいるけれども、結局は感覚や直観によるもので、何とも断言しがたいのがいつもじれったく思えている。

 そんな中、超音波式ネズミ駆除装置の設置の急増の仕方(つまりは、衛生管理・衛生状態の悪化そのものと言える)が異様だと私が感じてきた西武系列デパートであるISP 池袋ショッピングパークが、24年間に渡って下水道料金4億円を不正に免れていたと、昨日報道された。

●商業施設 下水道料金24年間不正に免れる
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160325/k10010456571000.html


 ISPは井戸水を使用しており、料金はポンプの稼働時間で決まるが、計測装置にブレーカーを勝手に付けて、月に2時間だけスイッチを入れ、実際の3%程度の料金しか払っていなかったとのことである。

 いやはや、組織ぐるみでこのようなほぼ無償での垂れ流し放題のコスト削減をやっているようでは、ネズミが大量発生するのも当たり前だ。あるいは、浮いた4億円で超音波式ネズミ駆除装置を設置し、いかにも衛生管理に熱心であるかのように見せかけていたと思われても仕方がないと思う。到底食料品を扱う企業のやることでないことは確かだ。顧客のみならず、末端で頑張っている店員が怒ってもよいくらいである。今回の件も、どうやら内部告発のようだ。お手柄である。

 しかも、超音波式ネズミ装置の効果自体が以下のように疑われているわけで、皮肉なことながら、設置している企業のオカルト科学信仰レベルまで分かってしまう。まじめに下水道料金を支払い、ネズミの数を減らし、装置の設置自体が不要になる環境を作っていけばよい話ではなかろうか。

●公正取引委員会・消費者庁による法的処分、不良品に関する警告や回収、科学者による警告等
(超音波発生機器製造・販売業者の違法・悪質行為などについて)
http://iwasakijunichi.net/choonpa/iho.html


 私の共感覚や超音波知覚と関係があるかどうかは横に置くとしても、装置の設置状況から当該商業施設の衛生状態・下水状態や企業体質が市民サークルの手によっても推察できるとの見解が間違っていないということだけは、こうしてようやく分かってきた。

 そこで、西武系列企業のデパート(特に池袋地域)の店員で、どなたか超音波知覚者コミュニティ東京に入っていただける方がいないか、探してみたいと考えている。

 表向きは洗練さを見せながら、裏で不正をやっている組織というのは、末端の市民が目にするささいな場所の不潔さなどにその不正が垣間見えるものである。私にとっては、超音波式ネズミ駆除装置の設置がそれであり、そして、自分自身の感覚世界が最大の頼りだ。装置からの超音波は市民全員に聞こえるわけではないので、これまで騒音公害とすることは難しかったが、段々と道筋が見えてきたと言えそうだ。

 最後に、平等に東武に対する要望も述べておくならば、東武は、東京スカイツリーなどの天空都市的な夢を追うのもよいけれども(ツリーは東武の夢だけで建設されたわけではないが)、店舗の見た目の綺麗さと鉄道(特に東上線)の安全性にはもっと金をかけてほしいと思う。

 前者は、見た目だけ綺麗だったことが露呈してしまったISPなどよりはよいだろうが、後者のほうは、十分な資金力があるのだから、古い犬釘や継ぎはぎだらけのレールも、JRや他の私鉄と比べて更新があまりに遅い車輌も、なるべく早く一新してほしいと思う。これらは無論、汗水垂らして働いている保線作業員や整備士のせいではなく、資金の回し方の問題であるだろう。

 特に東上線については、致し方のない人身事故以外の緊急事態(特に安全性に関わる不具合)でもしばしば止まるし、レールと車輌の両方について、突貫工事や整備不良、整備の先延ばしが多いのが大変に気になっている。路線のローカルな雰囲気を残すことと、安全性を犠牲にすることは、全く別物であるはずだ。

 これも私の共感覚や体性感覚、直観像記憶などの全般的な知覚過敏が影響しているのかどうかは分からないが、劣化したレールと劣化した車輌が相互に異様な負荷を与えているだろうし、いつ脱線事故などが起きてもおかしくないと思う。

 少なくとも私にしてみれば、乗り心地(足・尻の感覚や吊り革の揺れ方のおかしさ)だけで突貫工事や整備不良、整備の先延ばしが感じられる路線などあまりない。無論、ここまでなら、私のみが感じ取っている私自身の感覚世界の話でしかないと思われるかもしれないが、事実、鉄道工学関係のサイトや論文を読んでいると、東上線の安全性について疑問視している意見は時々見かける。

 東上線でダイヤの乱れや飛び込み自殺が多い理由には、西武線のように高架ではなく、踏切が多いこともあるとは思うが、何よりもまずはレールや車輌の整備の充実に期待したいと思ってしまう。


【関連するページ・ブログ記事】

●宮本拓海氏(東京コウモリ探検隊!隊長)による超音波騒音に関する情報提供と見解
http://iwasaki-j.sblo.jp/article/154216904.html

●都内超音波スポット報告マップ
http://iwasakijunichi.net/choonpa/spot.html

●超音波発生装置過密地区の散策と迂回路の探索
http://iwasakijunichi.net/choonpa/sansaku.html

●最近の超音波事情
http://iwasakijunichi.net/choonpa/new.html

【画像出典】
●池袋ショッピングパーク(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%A0%E8%A2%8B%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%94%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%AF

2016年01月26日

「ネズミ駆除器の音が聞こえる! 超音波知覚者の憂鬱」

「サイエンスニュース」に、超音波知覚者として受けたインタビュー記事が掲載されました。
 本来は、共感覚をメインテーマに取材を受けていましたが、店内でネズミ駆除器からの超音波を察知してしまったため、その場で報告させていただいたところ、この内容でも取材を受けることになりました。

●ネズミ駆除器の音が聞こえる! 超音波知覚者の憂鬱
http://sciencenews.co.jp/2016/01/25/post-603/

2015年12月22日

ニコニコ学会βの動画が公開(超音波知覚者コミュニティ東京への東京コウモリ探検隊! 宮本拓海隊長のご協力)

 ニコニコ学会βの以下の動画部分にて、東京タヌキ探検隊!・東京コウモリ探検隊!の宮本拓海氏が登場されています。超音波知覚者コミュニティ東京のフィールドワークやマップ作成にご協力下さっており、コミュニティのご紹介もして下さっています。

 タヌキ研究やコウモリ研究にご関心のある方も、ぜひご覧下さい。私も余裕ができてきたら、コウモリ研究に協力させていただく予定です。

↓宮本拓海隊長のご登場部分(タヌキ研究、コウモリ研究、超音波研究のご紹介)
http://live.nicovideo.jp/watch/lv241799273#4:54:38

↓「マッドネスマックス」の冒頭から。
http://live.nicovideo.jp/watch/lv241799273#4:20:00

↓ニコニコ学会β全体の動画。6時間48分もあるので、全部は見られそうもないですが。
http://live.nicovideo.jp/watch/lv241799273

2015年10月12日

「バットディテクター(コウモリ探知機)を用いた池袋・丸の内地区の超音波装置の設置箇所などの探索・特定および岩崎純一代表の超音波知覚の検証のためのフィールドワーク」

超音波知覚者コミュニティ東京 私(岩崎純一)は、(すでにご存知の方は多いでしょうが)これまで超音波が聴覚・身体感覚・共感覚などで聴こえる(知覚できる)と報告してきましたし、また自分が知覚している物理学的実体が超音波であることも理解してきました。

 このたび、コウモリの生態・超音波の研究者で、高度な物理学的知識・見識をお持ちであり、かつ私の超音波知覚に深いご理解のある宮本拓海氏に、ご無理を承知で、私へのご同行をお願いし、超音波スポット報告マップに掲載している超音波装置の設置箇所および私の超音波知覚の検証フィールドワークを実施しました。実際にコウモリ探知機を使用しました。

 以下に、計画書と報告書を掲載しましたので、ご関心のある方はぜひご覧いただければありがたいです。

◆2015年9月22日 超音波フィールドワーク 特別回
「バットディテクター(コウモリ探知機)を用いた池袋・丸の内地区の超音波装置の設置箇所などの探索・特定および岩崎純一代表の超音波知覚の検証のためのフィールドワーク」


●掲載ページ「コウモリなどの生態・超音波の研究者との合同調査、岩崎の超音波知覚の検証」
http://iwasakijunichi.net/choonpa/bat.html

同フィールドワーク計画書(PDF)
2015年9月22日 超音波フィールドワーク計画書


同フィールドワーク報告書(PDF)
2015年9月22日 超音波フィールドワーク報告書

2015年07月20日

超音波発生装置のもう一つの牙城 〜池袋の西武・LIBRO・PARCO・西武池袋駅構内〜

超音波知覚者コミュニティ東京 今日は、以下の記事の続きとして、銀座・丸の内・大手町地区に次ぐ「超音波発生装置の牙城」と呼べる地区について書く。分かる人には分かる(鋭敏な聴覚・共感覚・身体感覚の保持者なら分かる)が、分からない人には分からないから仕方がない、相変わらずそんなお話である。

 しかも、なんとその牙城の一角である書店LIBROが今日で閉店するので、その点にも注目してお読みいただければありがたいのである。

●宮本拓海氏(東京コウモリ探検隊!隊長)による超音波騒音に関する情報提供と見解
http://iwasaki-j.sblo.jp/article/154216904.html


 改めて書くと、在野の動物研究者である宮本拓海氏は、私が超音波知覚者コミュニティ東京の活動として以下の「都内超音波スポット報告マップ」に記載したり以下のブログ記事に写真を撮って掲載したスポットを、コウモリの発する超音波を計測する「バットディテクター」を用いて調査したところ、実際に超音波が発生しており、我々超音波知覚者・特殊な共感覚者には装置の設置場所からかなり離れた場所から知覚されている、との確認のご報告を下さっている方である。

 こういうことは、自分でバットディテクターを所持して街に繰り出したところで、虚言だと思われる傾向にあることに変わりはないから、こうして第三者の目が利いている状況というのは大変にありがたいのである。

●超音波知覚者コミュニティ東京
http://iwasakijunichi.net/choonpa/

●都内超音波スポット報告マップ
http://iwasakijunichi.net/choonpa/spot.html

●超音波散策の写真(超音波発生装置の設置スポット)
http://iwasaki-j.sblo.jp/article/84553543.html


 今回、新たに「超音波発生装置過密デパート」として、西武池袋本店および併設する書籍館・別館(LIBRO)や池袋PARCO、西武池袋駅、ISP 池袋ショッピングパークのエリアと、超音波装置が設置してあるそれらの施設の出入口や各フロアを、超音波知覚者コミュニティ東京のマップに掲載した。装置の正体は、ほとんどが衛生目的のためのネズミ駆除(を謳う)超音波装置のようである。

 現時点で最も強大な音圧で超音波を発している装置の設置場所は、以下の通りである。

西武池袋本店 地下1階・地下2階
・・・食料品売り場のあちこちに超音波装置が設置されている。

西武池袋本店 8階 レストランフロア全域
・・・鋭敏者はそこにとどまって食事をすることもできないレベル。

西武池袋本店 書籍館・別館(LIBRO)
・・・本日7月20日で閉店だが、今後の機器の撤去・設置状況に注目したい。

池袋PARCO 地下入口(チェリーロード)
・・・ほとんど女性客しかいないエリアだが、超音波に気づいていたのは同行したコミュニティの女性ばかりで、他の女性客のほとんどは気づいていないようだった。

 最近は、散策のページにも載せているように、池袋駅とその周辺の超音波装置を探索してきたが、池袋駅西側の東武百貨店と駅東側の西武池袋本店では、このように西武に偏って超音波装置が設置されていることが分かってきた。

●超音波発生装置過密地区の散策と迂回路の探索
http://iwasakijunichi.net/choonpa/sansaku.html


 私の場合、西武池袋本店では、耳を塞いだり身をかがめたりしなければ通り抜けることもできないフロアがある。

 また、西武のみならず、併設する書籍館・別館(LIBRO)および池袋PARCOにも、異常だと言えるほどの強大な音圧で超音波を発している装置が多く設置されている。

 装置は出入口にも外向きに設置され、超音波はJR池袋駅構内遠くにまで伝播しており、敏感な知覚者は迂回が必要なほどである。

 LIBROは、近くのジュンク堂と並んで、好きな書店だったが、最近は出入口にも装置が設置されていたので、店に超音波の調査以外の目的で(書籍を購入するために)入ることはすでになくなっていた。非常に残念だった。もちろん、店側は、こちらから「こういう感覚を持つ客もいて、超音波装置の設置が客離れにつながっていることがある」ということを解説しない限り、知ることはないと思われる。こんなことで客の行動が決まるなどとは考えたこともないだろう。

 PARCOについては、多くが女性客であるし、やはりわざわざ調査以外の目的で入店することなどないが、池袋駅のチェリーロードの出入口のネズミ駆除装置の真下に溢れる数十人の女性たちの集団には、さすがに毎度驚いている。コミュニティの女性たちは気づいていた。


 さて、なぜLIBROやPARCO、ISP 池袋ショッピングパークにまで装置の設置範囲が及んでいるのかを調べているうちに、大変に興味深いことが分かった。西武・LIBRO・PARCO・ISP 池袋ショッピングパークの場合、マップに掲載している他の都内の商業施設と異なり、食品売場などのテナントごとに超音波装置について尋ねても、設置を知らないケースがほとんどであることから、実状が何となく判明してきた。

 まず、西武池袋本店の超音波装置からして、末端の各テナントの恣意的な意向による設置ではなく、貸主であるそごう・西武が企業方針として、提携している特定メーカーの超音波装置を一括導入・設置しているからこそ、テナントに無関係に各フロアに広範囲に装置が設置されているらしいことが分かった。

 これまでにも、当コミュニティメンバーや私が企業やテナントに直接または電話で確認することはあったものの、実状はよく分からないことが多かったが、西武店内の各テナントの装置については、ほぼ西武の企業方針で間違いないようだ。

 地下1階・地下2階についても、シェルガーデン(ザ・ガーデン自由が丘などを展開)の子会社やテナントではなく、あくまでも西武の企業方針による設置のようである。

 そしてLIBROだが、LIBROも結局、西武に書籍館・別館を借りているのであり、超音波発生機器の設置も、LIBROではなく、貸主である西武の方針のようである。今日で閉店であり、跡地には三省堂書店池袋本店が出店するそうだが、今後の機器の撤去・設置状況に注目したい。
(ちなみに、今回のLIBROの閉店は、ジュンク堂との競争での敗北ではなく、西武との間でのテナント契約関連の事情によるようである。)

 こうして、LIBROの超音波装置の設置は、まず第一に貸主としての西武の方針であると考えられるが、さらに、PARCOにおける装置の設置の現状からは、西武やPARCO、かつてPARCOの子会社であったLIBROを含んだ旧セゾングループの中核企業としての西武の方針であることまでもが窺える。

 このほか、現在は西武との提携を解消しているものの旧セゾングループの一角を成した事業者の保有する商業ビルなどに同様の超音波装置の設置が多く見られるかどうかを調査すれば、西武の現在の設置方針が旧セゾングループとしての設置方針であるかどうかを判断することが可能である。

 そして、すでにそうであることを窺わせる有意な結果が出そうなのだが、一般客による超音波装置の実状の調査と企業の信用・名誉との関係によって生じる問題を明文化した法令・条例・内規などがあるわけがないので、まだ公表はためらわれるところである。

 さらに、マップで示したように、西武百貨店を中核とした旧セゾングループ(旧西武流通グループ)と早くから袂を分かったはずの西武グループ(旧西武鉄道グループ)の西武鉄道の池袋駅構内とその沿線、さらに、そごう・西武の関連会社であるISP 池袋ショッピングパークにまで超音波装置の設置が見られる点にも注目すべきである。

 どうやら、もはやこれは、西武系列企業全体(そごう、西武、西友、ファミリーマート、シェルガーデン、ISP 池袋ショッピングパーク、ロフト、LIBRO、PARCO、良品計画、クレディセゾンなどの旧セゾングループ系列やそごう・西武系列と、西武ホールディングス、西武鉄道、プリンスホテル、西武建設、豊島園、西武ライオンズなどの西武ホールディングスや西武グループ系列)の、ネズミ家ならぬツツミ(堤)家の怨念によるトップダウン型の企業方針ではないかという気がしてきたが、そんなジョークを飛ばすには、さらなる調査が必要だろう。

 しかし、もし本当に企業体の方針なら、西武池袋本店やPARCOの各テナントや店長に対して超音波装置について指摘したところで、無礼千万で可哀想であるし、全く意味がないことになり、少なくとも西武本社・支社級の代表電話にでも連絡したほうがよいことになる。これは非常に厄介である。

 いずれにせよ、このような話題を通じて、旧皇族の土地をも思うままにした超巨大一族・超巨大企業である堤家・西武の歴史を思い起こしたことには、さすがに自分でも笑ってしまった。

 そして最終的に、装置の設置がそごう・西武を傘下に持つセブン&アイホールディングスの企業方針である可能性が残ることになるが、これについては、同傘下のセブン-イレブンやイトーヨーカ堂に装置の設置があまり見られないこと、無関係の西武鉄道の駅構内にも装置が設置されていることなどから、設置は両西武系グループの単独、または、そごう・西武のミレニアムリテイリング時代以前からの単独の方針である可能性が高いことが分かる。


 さて、超音波知覚者コミュニティ東京の活動としては、相変わらず、ほぼ「私+あと一人か二人」での超音波発生装置の設置場所周辺の散策くらいだ。

 ただ、これまでにも、丸の内二丁目・三丁目において超音波発生装置が集中的に設置され、「超音波発生装置過密地区」と名づけて以下のGoogleマップに情報を掲載したところ、同様の知覚の保持者から通行時に役に立ったとのお礼を頂くなどしているので、活動としてはかなり意義があるのだろうと自負している。


【関連するページ・ブログ記事】

●宮本拓海氏(東京コウモリ探検隊!隊長)による超音波騒音に関する情報提供と見解
http://iwasaki-j.sblo.jp/article/154216904.html

●超音波散策の写真(超音波発生装置の設置スポット)
http://iwasaki-j.sblo.jp/article/84553543.html

●タヌキ・コウモリの在野研究者 宮本拓海氏からの情報提供(「最近の超音波事情」内)
http://iwasakijunichi.net/choonpa/new.html

2015年07月19日

宮本拓海氏(東京コウモリ探検隊!隊長)による超音波騒音に関する情報提供と見解

超音波知覚者コミュニティ東京 最近、超音波知覚者コミュニティ東京に多くの情報をご提供下さっている宮本拓海氏の各サイトに、超音波発生装置や超音波騒音に関する解説ページが設置・公開されました。


●いきもの通信 Vol. 591(2015/7/12) [東京コウモリ探検隊!]超音波騒音に気付いていますか?
http://ikimonotuusin.com/doc/591.htm

●超音波と超音波騒音
http://tokyobat.jp/ultrasonic.htm


◆その他の関連ページ

●いきもの通信 Vol. 578(2014/5/25) [東京コウモリ探検隊!]バットディテクターを使ってみたら川は超音波に満ちあふれていた
http://ikimonotuusin.com/doc/578.htm

●いきもの通信 Vol. 587(2014/10/12) [東京コウモリ探検隊!]アブラコウモリの超音波を録音してみた。そして長時間録音してみると…
http://ikimonotuusin.com/doc/587.htm

●いきもの通信 Vol. 589(2014/11/23) [東京コウモリ探検隊!]バットディテクターでコウモリ以外の超音波を探してみた
http://ikimonotuusin.com/doc/589.htm


 超音波知覚者コミュニティ東京のページでも、以下のページをはじめ、宮本氏からの情報をまとめています。

●最近の超音波事情
http://iwasakijunichi.net/choonpa/new.html


 何度でも書いておきますが、ネズミ駆除装置やパーキングメーターからの超音波が聞こえる人であっても、それらを含めた人間の知覚全般への学術的関心が長続きする人はほとんどおらず、コミュニティでの散策も毎回「私+あと一人か二人」にすぎず、ネット上の「超音波知覚」関連情報と言えば、多くが「我々は近所や政府や宇宙人から超音波・電磁波攻撃を受けている」などという妄想的虚言団体が発信しているものです。

(何度でも厳しく書いておきますが、後者は、精神医学によって妄想性障害者・統合失調症者と位置づけられ適切な処置がなされるべき存在であって、超音波コミュニティ東京の趣旨からすれば、心を鬼にして、関わりを拒むほかないものと考えます。妄想性障害者・統合失調症者とも交流してきたからこそ、あえて書いています。)

 この問題については、宮本拓海氏も文中で的確に触れていらっしゃいます。

 ところで、宮本氏は、東京を中心にアブラコウモリ・タヌキ・ハクビシン・アライグマ・アナグマ・キツネなど動物全般について研究され、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催にあたり、東京にも動物が多く生息していることをアピールするのもよいのではないかと、文化プログラムの一環としての活動を計画されています。

 どのNPOとも下手に手を組まず、馴れ合いを好まず、まずはなるべく個人で活動しようとなさり、他人に依頼してかまわない内容と自ら行動すべき内容とをわきまえていらっしゃる点が、清々しいと感じます。私のサイトの活動や、そこから派生したサークル(超音波コミュニティ東京や個人交流会・勉強会)も、そういうことに力点を置いています。

(本当の学問をやっている人は、常にどこか孤独なのです。それに、本当に好きでなければ、そして好きな気持ちが継続できなければ、成し遂げられないのです。)

 ともかく、新国立競技場に2500億円かけるよりも素晴らしい計画であることに間違いはないです。私も何か協力したいと考えています。

東京コウモリ探検隊!
Project2020 : Tokyo Bat Point計画書
http://tokyobat.jp/tokyobatpointplan.htm

2014年08月16日

疑似科学にまつわる懸念 ― 疑似科学ではない超音波知覚と疑似科学である動物駆除超音波装置を例に ―

【読者の皆様への再度のお願い】(2015年3月10日 追記)

 2015年3月9日以降報道されている兵庫県洲本市での事件について、被疑者(本日時点)が国家や近所による電磁波攻撃の被害なるものを主にインターネット上で主張し、妄想性障害による通院歴があることが判明したことが影響してか、このブログ記事や他の特定のブログ記事へのアクセス数が急増しております。

 また、以前より共感覚や超音波知覚をこういった電磁波攻撃の話題と結びつけるような内容のご連絡を多々頂いており、共感覚攻撃なるものによる犯人退治を依頼されたり、逆に共感覚攻撃なるものをやめるよう要求されたりしております。

 共感覚者や超音波知覚者の感覚は、元よりこういった話題とは一切関係がなく、すでに神経科学などの分野で検証・研究されているもので、精神病理学上の統合失調症や妄想性障害とは全く異なります。

 読者の皆様におかれましても、今一度、最低限の良識と学識をお持ちいただくよう強く求めます。


【注意勧告】当コミュニティが疑似科学団体や電磁波攻撃・テクノロジー犯罪被害者団体と友好関係にあるかのように紹介されている事例に対する注意勧告、および統合失調症や妄想性障害の既往歴・現病歴の確認のお願い
(「超音波知覚者コミュニティ東京」内)



↓ 以下、追記前の本文

 すでに分かっていらっしゃる方には、何だ今さらそんなことを書くのかと笑われそうなことを今から書くのですが、いわゆる疑似科学・オカルト科学にまつわる重要なことを書いておきたいと思います。

 読む人が読むと笑うかもしれませんが、私が個人的に優先的に手助けしていきたい方々(統合失調症者など)のためにもまじめに書きますので、よろしくお願い致します。

 私は、聴覚では聞こえない音域の超音波(自動ドアセンサーや動物駆除効果を謳う装置から発生している超音波など)が共感覚で見える(色で聞こえる)知覚を持っていたり(「超音波知覚」)、勝手ながら「超音波知覚者コミュニティ東京」なるミニサークルを作り、不定期で都内の超音波発生装置の設置場所を見つける散策をおこなったりしていますが、今でも超能力者やヒーリングカウンセラー、自己啓発セミナー講師などと間違われます。

超音波知覚者コミュニティ東京
http://iwasakijunichi.net/choonpa/

超音波知覚やモスキート音知覚に関するリンクのメモ
http://iwasaki-j.sblo.jp/article/99760523.html

音域表と聴覚・共感覚(PDF)
http://iwasakijunichi.net/ronbun_ippan/onpa_chokaku_synaesthesia.pdf

 実は私自身は、今の和製英語的な「オカルト」概念は好みませんが、神秘学・隠秘学としてのオカルティズムには関心がありますし、宗教についても正統派だけでなく秘教・密教も好きだったり、絵画についても象徴派・耽美派・オカルティズム絵画が好きだったりと、異端派・アウトサイダー的な趣味が多いわけですが、今から書こうとすることは、それともまた違っています。

 普段はメールでのご質問やご相談が中心ですが、最近は掲示板にも、ご相談というか、私のこの知覚のサイトでの扱いに呼応したと見られるその人なりの精神的な叫びのような書き込みがありました。(「超音波テロの被害者」様の書き込み)

 最近、私の超音波知覚や「超音波知覚者コミュニティ」が、超能力関連の掲示板などで紹介・リンクされたり、「岩崎純一さんという超能力者のサイトがおすすめです」といった推薦のされ方をしているのを見て、非常に気になるので、書いてみようと思います。

 もちろん、それぞれの方々の色々な身体的・精神的な症状が収まって健康になれるよう願っているのは確かですし、メールや掲示板でもそう書いてはいますが、そういった誰にでも言えそうな挨拶程度の一般論で終わらせるのも無責任な気がしますし、正確さや冷静さを追求すべき物理学や宗教学や精神病理学の議論である以上、是正すべきところは是正すべきだと考えますので、書いておきます。

 超音波知覚者コミュニティのページにも、執拗なくらいに色々と学術的な解説を書いてしまっていますので、全てお読みいただければ、リピーターとなって下さるご訪問者が必然的に、私と同様の知覚者やこの知覚に学術的に関心がある方に絞られるはずなのですが(あえてそれを狙って書いているのですが)、特に物理学的知識を要しない箇所も読まずに超能力セラピーなどをお求めになる方などがいらっしゃいますので、このブログでも一応解説しておきます。


◆超音波と電磁波の混同

 これが基本的には最も多い誤解ですが、私の超音波知覚はいわゆる「電磁波過敏症」や「化学物質過敏症」ではありません。電磁波過敏症や化学物質過敏症の存在が真実か虚偽かにかかわらず(私はこれらはあると考えていますが)、物理現象としての実体が異なるということです。

 私が述べてみたいこと(いつも感じていること)は、超音波や電磁波を物理学的に理解できない人が駄目だということではなく、その分だけ簡単にカルト宗教や詐欺に引っかかりやすいということであり、「超音波と電磁波は異なる」ということをサイトの色々な箇所で書いているにもかかわらず、「あなた(岩崎さん)の能力は電磁波感知能力だ」といった主張が来る点に、本来あるべきルートを外れた懸念を感じるといった意味です。


◆オカルト科学であるものを真実であると信じる誤解
(超音波による動物駆除機器に効果がないことは検証済み)

 まず、ヒトの超音波知覚はあり得ないとする誤解の前に、超音波がゴキブリやネズミなどの動物を撃退するという逆のオカルト的誤解があることを強調しておきたいと思います。

 これについては、以前より「日本政府当局(公正取引委員会や消費者庁)や各超音波関連学会が、超音波による動物駆除効果に疑義を呈しており、実際に販売されている超音波発生機器を使った検証実験などによりその疑義が確証されたため、効果を捏造するなどの悪質な景品表示法違反や詐欺をおこなった事業者に対しては、公的に処分が下されている」事実をもって、啓蒙がなされていくほかないと思っています。

 日本でも、この効果を信じた個人やスーパーマーケット事業者が、自宅の玄関先や店内に超音波機器を設置している光景をよく見かけますし、ネット上の掲示板やYahoo!知恵袋でも、この効果を信じた人たちが過去の学術的知見を全く参照せずに議論していますが、私は、「ない効果をあると信じること」は、「(あることが証明されている)超音波知覚や共感覚など存在しないと信じること」と同様に、誤ったカルト宗教的信念だと思っています。

政府機関(公正取引委員会・消費者庁等)や科学者が注意勧告している超音波発生機器製造・販売業者の違法・悪質行為について
http://iwasakijunichi.net/choonpa/iho.html

超音波知覚やモスキート音知覚に関するリンクのメモ(ネット上のQ&Aやまとめ、超音波発生装置に害虫除け効果が認められないことを検証した科学実験)
http://iwasaki-j.sblo.jp/article/99760523.html

 若者のたむろ防止用に設置している場合は、設置者側もそれを「音波・モスキート音による効果」と分かって設置しているので、それは意味があることになりますし、全く別の話題だということになります。


◆真実であるものをオカルト科学であると信じる誤解
(「超音波は鼓膜を通しては聞こえない」というだけで、「超音波はヒトにも知覚できる」)

 私が扱っている超音波知覚(広義では共感覚の一種と見ることもできる)は、既存の神経科学・生物学・物理学・音声学の分野であり、確かに日本では研究が遅れており、海外でばかり研究が進展している分野ではありますが、私は「一般の人に見えない超常現象や天変地異が私には見える」と述べているのではありません。

 むしろ、この超音波知覚のうち最もよく知られたものには、骨伝導に基づく骨導超音波があり、健常者だけでなく感音性難聴者にも超音波が聴覚として聞こえるため、医学的に応用されつつあるものです。ハーバード大やマサチューセッツ工科大が研究の最先端を担っていますが、日本でも産業技術総合研究所が骨導超音波の高度な技術を有しています。


◆電磁波盗聴・超音波盗聴・電磁波テロ・超音波テロなど(の存在未証明の犯罪・テロ行為)に関するご相談についての私見

 上記のことと関連するというか、ほぼ同じことなのですが、 電磁波や超音波による犯罪・テロなるものについてのご相談も時々来ます。ネットでこれら「電磁波盗聴」などを検索すると、そのような被害を受けたと主張する人たちの相談や、そういう人たちを騙して盗聴防止機器を売りつける詐欺サイトなどが引っかかります。今回の掲示板への「超音波テロの被害者」様の書き込みも、そのような「テロ行為」の告発の一環だと思われます。

 電磁波や超音波を用いた犯罪・テロ行為については、これらを信じる人たちを最初から否定して統合失調症の疑いをかける精神科医もいることはいますが、まずは現実に行われている電磁波・超音波による犯罪・テロの研究について、書いておくことにします。

 私も個人的には、世界で行われている信じがたい犯罪技術、軍事・テロ技術研究やそれらについての論文・裏話などに興味があるのは確かです。

 例えば、超音波を頭蓋骨・脳内に直接照射する軍事・テロ技術の分野では、米軍や米国防総省の国防高等研究計画局(DARPA)などが共同開発 している、経頭蓋超音波(パルス波)を利用した兵士の士気のコントロール技術、兵士への情報伝達技術や、そういった技術のテロリストらの自爆願望の鼓舞への転用などについては、私も注目してきました。

DARPA(兵士の脳に埋め込む超音波情報受信装置や超音波マインドコントロールデバイスを開発している。)
http://www.darpa.mil/default.aspx

 また、電磁波聴覚については、例えば軍事レーダーのパルス波が起こすフレイ効果によって脳内で発生するマイクロ波聴覚の研究などを追っています。米軍・米諜報機関・WHO・米国科学者連盟などの米国の機関を中心に、軍事目的での研究(とりわけ電子戦での利用を目的とした研究)が続けられています。

マイクロ波聴覚効果(フレイ効果・Microwave auditory effect)
http://en.wikipedia.org/wiki/Microwave_auditory_effect

脳内音声兵器
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%84%B3%E5%86%85%E9%9F%B3%E5%A3%B0%E5%85%B5%E5%99%A8

電磁波聴覚に関するツイート
http://iwasakijunichi.net/choonpa/new.html

 ただし、これは「すでにある技術研究」をはたから見て楽しんで勉強しているだけであり、「電磁波が聴覚で聞こえたり超音波が視覚で見えたりするはずがない」という信念のほうが非科学的・カルト宗教的信念であることになります。

 ただし、既存の世界中の論文や検証実験データにないことを信じるかどうか、また自分がテロの被害を受けていると信じるかどうかといった話題は、残念ながらさらに別の分野のものだと言うほかないと思います。

 電磁波や超音波による攻撃を受けていると主張し、なおかつ文面・文脈の全体にそれを盲目的に信じる傾向が見られる人については、やはり精神科を勧めることになります。統合失調症者に典型的に見られる思考奪取・思考伝播・思考化声などの妄想・幻聴の最も典型的な例が、この超音波・電磁波攻撃被害の主張となっています。

 こうなると、現実の超音波や電磁波の研究とは全く関係がありませんので、精神病理学の分野となってしまいますし、私個人としては、統合失調症者は、学術上の知見を参照せずに超能力セラピーなどを求めて来られる方々よりも優先的に接したり手助けしたりしたい人たちです。

統合失調症
http://iwasakijunichi.net/seishin/togo.html

2014年06月14日

超音波知覚やモスキート音知覚に関するリンクのメモ

【読者の皆様への再度のお願い】(2015年3月10日 追記)

 2015年3月9日以降報道されている兵庫県洲本市での事件について、被疑者(本日時点)が国家や近所による電磁波攻撃の被害なるものを主にインターネット上で主張し、妄想性障害による通院歴があることが判明したことが影響してか、このブログ記事や他の特定のブログ記事へのアクセス数が急増しております。

 また、以前より共感覚や超音波知覚をこういった電磁波攻撃の話題と結びつけるような内容のご連絡を多々頂いており、共感覚攻撃なるものによる犯人退治を依頼されたり、逆に共感覚攻撃なるものをやめるよう要求されたりしております。

 共感覚者や超音波知覚者の感覚は、元よりこういった話題とは一切関係がなく、すでに神経科学などの分野で検証・研究されているもので、精神病理学上の統合失調症や妄想性障害とは全く異なります。

 読者の皆様におかれましても、今一度、最低限の良識と学識をお持ちいただくよう強く求めます。


【注意勧告】当コミュニティが疑似科学団体や電磁波攻撃・テクノロジー犯罪被害者団体と友好関係にあるかのように紹介されている事例に対する注意勧告、および統合失調症や妄想性障害の既往歴・現病歴の確認のお願い
(「超音波知覚者コミュニティ東京」内)



↓ 以下、追記前の本文

超音波知覚やモスキート音知覚に関するリンクのメモ
超音波知覚者コミュニティ東京が紹介されているページも含む)

 コミュニティの超音波スポット報告マップからも分かるように、大手町付近の超音波発生装置の過密ぶりは相変わらずだ。この辺りのビル内で会議がある時などは、超音波スポットを迂回して行くようにしているし、本当に一日大変な思いをしてしまう・・・が、何とか乗り切っている。

【ご参照】
サイトの知覚・共感覚のページ

■ネット上のQ&Aやまとめ

「都内でモスキート音が聞こえるお店や施設が知りたいです。」(人力検索はてな)
http://q.hatena.ne.jp/1398757290
http://q.hatena.ne.jp/touch/1398757290

「東京近辺でモスキート音が聞こえる場所」(NAVER まとめ)
http://matome.naver.jp/odai/2137683097823705001


■超音波発生装置に害虫駆除効果が認められないことを検証した科学実験

「虫よけには超音波が効く」という科学的根拠はないという科学的根拠
http://www.lifehacker.jp/2012/08/120825sonicbug.html

Ultrasound affects spermatophore transfer, larval numbers, and larval weight of Plodia interpunctella (Hübner) (Lepidoptera: Pyralidae)
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0022474X02000358

Lack of repellency of three commercial ultrasonic devices to the German cockroach (Blattodea: Blattellidae)
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/j.1744-7917.2006.00069.x/abstract;jsessionid=465A68F1283712CE07E86E55E29A79E2.d04t04

U.s. Finds Bugs In Pest-killing Devices
http://articles.chicagotribune.com/1985-06-16/news/8502080426_1_mosquito-ultrasound-bugs

Do Sonic Bug Repellents Actually Work?
http://www.buzzfeed.com/reyhan/do-sonic-bug-repellents-actually-work

2014年01月05日

超音波散策の写真(超音波発生装置の設置スポット)

 超音波知覚者コミュニティ東京(http://iwasakijunichi.net/choonpa/)からもリンクしています。

銀座〜日比谷間の地下通路
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大手町駅
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丸の内三丁目
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銀座六丁目高架下
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日比谷駅A6出口(ホテル ザ・ペニンシュラ東京入口)
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日比谷駅A7出口(ホテル ザ・ペニンシュラ東京入口)
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