2011年04月14日

今回の地震についての疑問をいくつか

 ここ最近、テレビ・ラジオなどを見聞きしていると、被災者の口から「ウチの家(町)はこんなに被害を受けているのに、あの家(町)はもう直りかけている」などといった嫌味なニュアンスの発言がポロポロと聞かれるようになってきた。人間はそういう生き物なのだと改めて思う。

 さて、いくつか気になる点を。◆マークが現状、★マークが僕の意見。


■津波警報

◆津波警報には、「津波の津波警報」と「大津波の津波警報」の二種類がある。いずれも「津波警報」の一種であり、「大津波警報」という用語と概念はない。ただし、多くのマスメディアは、国民に報道する際には、「津波の津波警報」を「津波警報」、「大津波の津波警報」を「大津波警報」と呼んでおり、事実上は「津波警報」は前者のみに限定されているが、気象庁より「津波警報」が発令された際には、それが「津波」か「大津波」かに注意しなければならない。

★いやはや、用語のややこしさに気を取られているうちに津波にさらわれて亡くなった人もいるかもしれないと思えてくるような問題である。「大津波警報」という用語があっても良さそうな気がするが、なぜ駄目なのだろうか。早く是正した方が良さそうだ。


■地震と震災

◆「東北地方太平洋沖地震」・・・日本の太平洋三陸沖を震源として発生し、東日本大震災をもたらした地震。
 「東日本大震災」・・・日本の太平洋三陸沖を震源として発生した東北地方太平洋沖地震によってもたらされた災害。
 同様に、「関東大震災」をもたらしたのは「大正関東地震」。

★実際には、ほとんどの国民は区別していないどころか、政府要人たちも混用している。地震と震災とを明確に分ける意識が人類に生じたのは、近代以降の地震観測技術の向上によって遠方の地震まで観測できるようになったからだろう。

 つまり、理論上は、「東北地方太平洋沖地震」が起こっても、「東日本大震災」が起こらない可能性を追求することができるのが、現代の我々である。ただし、人間の力で止められる可能性があるのは、半永久的に後者であり、前者ではないだろう。


■原子力安全・保安院

◆「安全」と「保安」の間に「・(テン)」が入るのが正式である。テレビを見ていると、発音の際には、アナウンサーによって「アンゼン・ホアン」と区切ったり「アンゼンホアン」と続けたり、バラバラである。

★僕は「・(テン)」が気になってしょうがないのである。僕だけではなくて、多くの人が気になっているようである。塵も積もれば山となる。この「テン」でいちいち区切る息つぎを十回ほど繰り返すと、五秒くらいになる。五秒もあれば、津波や放射線から逃げられるぞ。

 というわけで、もう少し良いネーミングはないものか。

 原子力以外のエネルギーの保安も管轄していると言っても、これだと「安全を保安する」という日本語に聞こえ、「頭痛が痛い」と同じで、「原子力頭痛・痛い院」のように聞こえるから、気になるのだと思う。

 このネーミングの理由が、「原子力以外のエネルギー保安も管轄しているから」ではなく、「単に日本語の上手なつなぎ方を考えるのがちょっと面倒だったから」だということは、この機関の英名が「Nuclear and Industrial Safety Agency」であることからも窺われる。

 そこで、僕が考えた名称候補。

「原子力産業保安院」「原子力産業保全院」「原子力安全院」「原子力安全保護院」「原子力安全監視院」「原子力安全警衛院」「原子力機関保全院」「産業保安院」「原子力保全庁」「原子力エネルギー保全庁」

2011年03月12日

震災

 皆様のご無事を祈ります。